AIの導入による利便性

女性

AIと人間の作業の違い

私の知り合いに正社員の秘書をしている方がいます。秘書の仕事内容は、皆さんがご想像通りかと思いますが、担当している上役のスケジューリング、電話対応、会議の補佐やミーティングでの情報共有だそうです。一番秘書業務で忙しそうな仕事が、上役の出張時でのスケジューリング調整です。飛行機の手配、現地までの移動時間、タクシー、バスの乗り場と時刻表の確認、移動時間の合間の休憩時間、食事時間の確保、もちろん休憩場所、食事場所もいくつか事前に調べています。秘書検定という資格も三級から存在します。準一級、一級は筆記試験に加え、面接もあります。面接では実際の秘書業務を真似た模擬試験となっており、一級の合格率は僅か30%ほどです。ところで最近AIという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。人工知能のことを指すのですが、学習をして知識を増やすことができるので、さまざまな分野に活かせるのではないかと期待されています。そうなると秘書の仕事はいかがでしょうか。上役の会議や出張のスケジューリングはすべてAIが対応してくれることでしょう。すると正社員の秘書も必要なくなってしまうのではないかという懸念も生まれてきます。知り合いの正社員の秘書の方も先々のことを心配していました。しかしAIは人の心を読むことができません。人の会話からその人がどのような思いで述べているのか、裏を読み取ることもできません。確かにAIの導入により、正社員の秘書には不要となる作業もあるのでしょうが、必ずしもすべての仕事を任せられるわけではないのです。上役の体調を常に気遣い、お客様との会話から先回りして行動を起こすことは、やはり人間でなければ出来ないと思います。AIの導入によって使えるようになった時間を、秘書業務に限らず新たな作業にも有効活用できるようになるのです。